nobuo_photo’s diary

旅の思い出、日常のあれこれ、いまは泉南の風景などを気ままに書いております。

日本一長い路線バスの旅(大和八木~新宮) ~with PENTAX Q7~

11月14日。秋が深まる季節。ふと思い立って、先日テレビで見た「日本一長い路線バス」の旅に行ってきました。

奈良交通の路線で、高速道路を使わない路線バスとしては日本一の走行距離を誇ります。

全長166.9㎞、停留所の数は167。一人旅が好きな身としてはこんなものを知ってしまったら乗らないわけにはいきません。

(詳細はhttp://www.narakotsu.co.jp/rosen/yagi-shingu/

ちょうど紅葉の時期。車窓から見せる景色もさぞ綺麗なことでしょう。

当日は朝7時頃に泉大津を出発。難波から近鉄電車に乗り換え、大和八木駅へ。

大和八木駅で朝食&旅のお供を調達。そうこうしているうちにバスが来ました。

何をどう見ても普通のバスですね。9時15分に出発したバスは街中を普通の路線バスと同じように、停車駅ごとに停まっては進むを繰り返します。

そうして橿原市大和高田市を抜け、御所市へ。ここですでに1時間。本当に今日中に新宮につくのかとドキドキ。

御所のバスセンターで10分ほどの休憩。路線バスで休憩があるってういうのは不思議というかなんというか・・・

ここでは降車でなければ特になんの手続きもなく一旦降りられます。このまま出て行く人おらんのやろかと勝手な心配も・・・

それと、一般的な高速バスと違って人数確認なんてしてくれませんから、時間内に戻らなければ間違いなく放っていかれます。要注意!

御所市を抜け、五條市に入ると一気に景色が変わります。徐々に民家も少なくなり、吉野川を超えると一気に山景色へ。

川沿いの道を走るバス。川と紅葉初期の山の景色を見ながらの旅。

まだ緑の葉も多いですが、この色とりどりの感じも素敵ですね。

五條市の山を抜けるとそこからは十津川市。ミステリー小説でおなじみですが、踏み入るのは初めてです。

大和八木から約3時間。ここで昼休憩(運転手さんの?)です。25分くらいの時間があったんですが、ここでの見どころはなんといってもこれ。谷瀬の吊り橋です。日本一です!(何の日本一かは忘れました・・・・)

この写真だけでなんとなく雰囲気が伝わるでしょうか。めちゃくちゃ高いです。そして揺れます・・・・

橋を渡ってなんとか真ん中まで。高い所が苦手な身にこのユラユラ揺れる不安定な高所はなんとも・・・・

真ん中まで来たところで1枚。ここでカメラを構えるのはなかなか勇気がいります。

子供がたくさん走りまくって揺れるもんですから・・・・

でも本当に良い長めでした。

昼休憩が終わり、ここからまた長いバスの旅。山道を走る途中、所々に山が崩れたあとや、川に流れる流木がありました。2年前にあった台風の被害。所々に消えることのない傷跡となって残っていました。

谷瀬の吊り橋から1時間半ほどいくと、十津川温泉街に到着しました。温泉街独特の雰囲気。なんとなく白金温泉を思い出しました。一度のんびり滞在してみたい静かな雰囲気。

ただ、街の見どころであるはずの湖はこの通り。一面に濁っていました。これも台風の影響が残したものだとしたら恐ろしいものです。

十津川温泉からあとは新宮まで一気に進みます。

川の水はまた元の綺麗な青色に戻り、綺麗な景観が車窓に映っています。

熊野の幻想的な景色を過ぎ、川が徐々に大きくなってきて、長いトンネルを抜けると一気に街中へ。まるでタイムスリップをしたような錯覚を覚えるほど、トンネルを隔てて景色が変わりました。

そこは新宮市。大和八木からの旅は約6時間半を経て、ようやくゴールの新宮駅に到着です。

ゴールでは、大和八木から降車することなく乗車した人にこの乗車証明書を配布してくれます。なんとも粋なサービスです。

さて、長かったたびはここで終了・・・・・・・ではないんですよね。翌日は仕事ですから大阪に帰らないといけない・・・・

 

大阪へ向かう特急くろしお。発車まで2時間もあるとか。ボーっと待つには長すぎるので新宮市内をちょっと散策。

バスから標識が見えて、気になっていた浮島の森に行ってみました。

住宅街にある約100㎡にも満たない大きさ。しかしそこは一歩踏み入ると熱帯の森のような(行ったことないけど)不思議な世界。この島は一部を除いて浮いたているというのもまた不思議なことで、10分ほどの散策でしたが異空間に入り込んだような気持ちにさせてくれました。

その後は新宮城までブラブラ。

石垣から眺める熊野川。夕暮れ前のこの景色を見ながら20分ほど物思いにふけっていました。

そしていよいよ帰路へ。新宮駅から和歌山まで約2時間半。これはこれでまたなかなかの旅で・・・

駅前の寿司屋さんで買ったお弁当と、熊野の地ビール。真っ暗な太平洋を眺めて長い長い帰路につきました。

日本一長い路線バスの旅。一日ボーーーっとしたい気分な日にぜひ一度乗ってみて下さい。楽な旅ではないけど気分転換にはお勧めです。